花粉症の肌トラブルにも効果アリ! 本場タイ直伝【ハーブボール】の作り方
ヨガトラベラー・土屋愛が世界から発信するウェルネスやスピリチュアル、そして人生のこと⑧
■潰す・刻む・乗せる・包む!作り方はシンプルでカンタン!
では、さっそく作り方を紹介します。といっても、難しい作業は一切なく、とてもカンタンです。
—— 作り方手順とハーブの分量 ——
① プライ・ターメリック・レモングラス・こぶみかんを刻み、成分が蒸発しやすいようにすり鉢とめん棒で潰します。ハーブを切る大きさですが、みじん切りほど小さくする必要はなく、親指の爪くらいの大きさに切ってください。あくまでも目的はハーブの成分を蒸発させ布に移すことなので、神経質に形まで気にする必要はありません。こぶみかんを切る時に汁が出ますが、絞る必要はありません。
② タマリンドの葉を茎から取る。インターネットでは葉だけの販売もあるようです。
③ パンダンリーフを刻む。潰す必要はありません。
④ 布の上にハーブを乗せてよく混ぜる。
⑤ 布をてるてる坊主を作るように丸めて、紐で縛る。
⑥ 持ち手の部分は布先を中に折り曲げて棒状にして紐で縛る。
・プライもしくは生姜・・・茶碗1杯
・レモングラス・・・茶碗0.5杯
・ターメリック・・・少量
・こぶみかん・・・少量
・タマリンド・・・小さめの一掴み
・パンダんリーフ・・・一掴み
・カンファー・・・数滴
・メンソール・・・少量
・塩・・・少量
ハーブを包む分量は、細かく正確に量るというよりは目分量でした。実際に先生が布に乗せてくれた分量については、YouTubeの動画でも確認できますのでそちらもぜひ参考にしてください。
■血行改善による温もりとメンソールの清涼感でスッキリ
ハーブボールが完成したら二つのハーブボールを10〜15分ほど蒸します。使用する前には必ず手のひらや前腕で熱さを確認してください。蒸しあがった直後は熱くなっていますので、ポンポンとリズミカルに軽く皮膚に押して当ててください。
ハーブボールが適度な温度にまで下がったらマッサージしたい箇所に5秒ずつボールを押し付け、体重をかけてじっくりマッサージします。ハーブボールは約10分程度で温度が下がってしまうので温かみを感じなくなったら二つ目のハーブボールに持ち替えて、あわせて約20分間トリートメントしてください。
注意事項としてヤケドには十分に気をつけてください。また、出血がある傷には使用できません(塩とメンソールを使用しているため、恐ろしく滲みるはずです)。 ハーブボールを使った後は最低でも2時間はシャワーを浴びたりお風呂に浸かることは控えるようにしてください。
ハーブボールを押し当てた箇所は、じんわりと血の巡りが良くなり、メンソールの効果でとても清涼感を感じられます。温かさがありながらもスッキリ。オイシイとこだけ丸取りです。
花粉の時期になると顔や首がカユくなる方にとてもオススメなトリートメント。皮膚、そして肩こりや腰痛にも効果があるのでぜひ試してください。
このハーブボールは使用後、繰り返し使うことができます。水で洗う必要はなく、一度使用したら完全に冷めるまで待ち、袋に入れて冷蔵庫で保存してください。2、3度使用することが可能です。
■手間と時間、労力をかけた分、体質も根本から改善!
そして最後に、この記事を読んで興味はあるけど、自分では作る気が起きないあなたへ(笑)。ハーブボールはオンラインでも買うことができます。取り扱っている会社の中には、タイから直輸入している商品もあるとか。もし購入するのであれば保存料などケミカルな材料を使っていないかを確認することをオススメします。
正直、ハーブボールを一から作ることよりもオンラインで購入したほうが簡単ですし、花粉症の時期は薬を飲むほうがよっぽどラクです。ですが、薬は症状こそ抑えてくれるものの、アレルギーを根本から改善してくれるとは言えません。ハーブボールのような自然治癒力を高めるトリートメントは、即効性や劇的な変化をすぐには期待できませんし、手間も時間もかかります。ただ、その労力をかけた分、今までに感じたことがないほど体質は改善されていきます。長期的なスパンで捉えることで、自分自身への有効的な投資になると思います。
それではまた近いうちお会いしましょう。
「ナマステ !」
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